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信頼による癒し  

『マタイによる福音書』9:27-31より。
「究極の祈りとは願いである」ともいわれます。
「あなたがたの信仰(信頼)に応じて、あなたがたにそうなるように」(29直訳【新約聖書略解】
参照)とあるように、治癒におけるイエスへの信頼が重要視されています。

若い頃は、福音書に次々に出てくる、似たり寄ったりのこうした奇跡物語に、正直辟易したものです。
しかし近年ではその感覚はずいぶん変わってきました。

それは、わたし自身五十路に入り、こうした奇跡物語、とくに病気治癒の物語に出てくるそれぞれの病人や障害者の心に思いを馳せたとき、その苦しみや悲しみ、治りたいという長年の願いがどれほど大きなものであったか、わずかながらも感じ取るようになってきたからかもしれません。

また、その人たちが、「イエス様にお頼みすれば、きっと治して頂ける!」、藁にもすがる思いで、冷たい差別の目(当時病気・障害と罪は結びつけて考えられていた)を振り切って願い出たであろう勇気(27)、そして、もちろん癒されたときの喜びの大きさ、そうしたことを思いやると、似たり寄ったりと思っていたペリコーペそれぞれが、生き生きと心に沁みてくるのです。

やがて自分のなかで、実際医学的にあの病気、この障害が治ったのかどうか、という若い頃こだわっていた科学的・第三者的関心が、薄れていることに気がつくのです。
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