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黙想詩  

イエス様が、向こう岸に渡っていく。
私は、群集に紛れて、イエスの後を追う。
周りの人たちは、口々に、イエスの噂-奇跡について興奮して語り合っている。

イエスは、小高い丘に登り、周りに弟子たちが集まってくる。
イエスは群集を見回しながら、何かお弟子の一人と語っているが、私のところまでは、聞こえない。

イエスはもう一人のお弟子と何か話し、群衆は、言われたとおり、草の上に座った。
私も座る。

イエスは、パンを取り、それを掲げて、何かお祈りを捧げている。
お弟子たちは、手分けして、そのパンをもって、群衆の間を廻る。
群集は一人一人、手を差し出し、パンをもらう。

倒れるほど空腹のはずなのに、不思議なことに、われ先に、とむさぼる者は一人もいない。

私の所にもお弟子の一人が、イエスのパンを持ってきてくれる。
名前はわからないが、どこかイエスのまなざしに似ている、と思う。
(イエスに面と向ったことがないのに、なぜ私は、彼のなまざしを知っているのだろう。)

お弟子たちが持っているパンは、多くないのに、いつまでたっても、パンはなくならない。配るそばから、一定量のパンを手元にもっている。
どこかから、湧いてきたという風にも見えない。

ほんのひとかけら、と思っていただいたパンが、食べても食べてもなくならない。。。ほんのり甘い、、、しかしこれまでに知らない味。。。

どこからか、籠が廻ってきた。
満腹して、食べ切れなかったパンを、その中に返して、次の人に渡した。

パンを食べた、男女も子供も、どの人の顔も輝いている。
この人にどこまでもついていきたい、と強く思う。

と、気がつくと、イエスの背中だけが見えた。
丘の向うへゆっくりと去っていかれるイエス。
---アッバ、アッバ、南無アッバ!---
(ヨハネ6-1-15より)


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