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(30)-19 旧約と新約との断絶  

こう考えますと、なぜ神父がこの「書き下ろし」をかの講演集に収録したかったのか、また、穿ってみれば今回わざわざ、わたしにコンツェルマンの名をあげて、ルカの救済史観への留保を示唆したのか、という理由がよりよく理解できるように思います。

すなわち、井上神父は編集史研究の成果により、新旧約の連続・直線的発展性を強調するルカの救済史観をこえた所に、アッバのやさしさ――イエスの母性的神観を確信していった、ということです。


この点が、従来の教会が新旧約の連続・直線的発展性にもとづく神学を基本としてきたこととの大きな違いです。

この意味では、新約聖書を「旧約の成就」として見る、というこれまでのキリスト教観をも見直すことになるでしょう。
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