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第194号(5) 2012年2月発行=求道俳句で「南無アッバ」  

秦野市  長谷川末子

憂きあれど冬空神のしろしめす

負ひきれぬ罪多けれど春近し

老ひてなほ心の支へ夫の居る

飲もうかと言へば熱燗すぐ並ぶ

鮪より生鮭うまし冬御飯


共に暮して五十五年、貧しくて働いて今日がある。

三人の息子の心配は絶えない。

最近は夫第一、自分は二番。すべては神様におゆだねして親しい友と「朗読」「童謡、唱歌」。

夫に聞けば「女房元気で留守がいい」と明快に返って来る。

*「飲もうかと言へば」「すぐ並ぶ」「熱燗」いいですね。五十五年で培った阿吽の呼吸。

ときに憂いや葛藤はあっても、アッバの結び合わせたご縁。
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