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「六十歳の男」  

1981年4月
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(『イエスの生涯』を書いてから)十五年たって六十になった今も、私のなかに確たる安心感は依然としてなく、疑いの青い業火が時にはもっとみじめに燃えあがってくることもある。(p.90)
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「充実した生命に嫉妬し、これを陵辱し、破壊してやろうとする強い快感がひそんでいることを巧みな筆致で描き出している。」(解説:井上師)
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