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日本人にわかるキリスト教を求めて

26May2012+011_convert_20120623181132_20120623222548.jpg井上洋治神父は、遠藤周作氏と共に、日本人の感性で正直に受けとめられるキリスト教を一生をかけて模索し、1986年「風の家」をはじめました。このサイトでは、「風の家」運動を引き継ぐ平田栄一が「求道俳句」ほか、日本人キリスト者の道を模索する試みを紹介していきます。お問い合わせ 略歴 著書

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井上洋治神父、ひさびさの講演「神様が主人公の私たちの人生」立川教会  

2011年6月19日
老いを生きる意味
詩「一本の老松」
手紙「老いた友へ」
V・Eフランクル『夜と霧』
長谷川町子「いじわるばあさん」敬老の日
エフェソ2:10
http://page.freett.com/yohaku5/
以下、立川教会報より転載させていただきます。
-------------------
輪の会主催講演会
「神様が主人公の私たちの人生」
井上 洋治神父様

 六月十九日(日)、風の家主宰の井上洋治神父様が八四歳というご自分の老いを見つめ、「一本の老木」という自作の詩を紹介しながら、講演してくださいました。

 学生時代に出会ったリジューの聖テレジアの霊性に惹かれて以来、生涯を通して聖テレジアの後姿を追いかけて生きてきたように思います。私は聖テレジアの弟子として八四歳という老年を迎え、長いマラソンの最後に競技場へ入ってきたような今、八四歳ならではの話をしたいと思います。
 「厳しい冬の青空を背にして葉を落とし
  たった一本でこんなところに立っている
  老木よ」、で始まるこの詩は風の家を始めた五十代半ばの張り切っていた時代に書きました。若い自分が寒さに震えて立っている老木の姿に感動して書いたのですが、今私はその老木になっています。外から老いを眺めることと、実際に老いを背負って生きていることは全く異なります。
 老いというのは若いときには自分のものだと思っていた視力や健康を少しずつ神様にお返ししながら生きているということです。人の為に何かする、役に立つという根底の生きがいすらお返ししています。若い人に“老い”というものをどうしても理解してもらえない、一人ぼっちになってしまうという恐れもあります。年のせいで団欒の中に入れない、大勢の中の孤独感は辛いものです。ついこの前までできていたことができなくなるのも辛いです。そうしたことで落ち込んだ時には地動説を唱えたコペルニクス的転換が必要です。
 アウシュビッツに収容されていた精神科医のヴィクトル・フランクル著、「夜と霧」は人間の限界状態の中で書かれてものです。自分が人に何ができるか、喜んでもらえるかということを考えていては収容所では生き延びることはできません。何もできないけれど、苦しいけれど、家族や友人が私にどう生きて欲しいと思っているか、その人たちの眼差しを感じられれば生き延びることができたというのです。
 私たちに何ができるか、役立つかを考えることが難しい時に、他者(神様)の眼差しを思い、その眼差しを受け止めれば、そこに人生の意味が現れてきます。現実に何もできなくなっても、他者の気持ちを受け入れるところに人生の意味があるのです。
 “自分が何をするか、社会で役立つか”ではなく、神様がその人を通して何を伝えようとしておられるのか、神が望まれることをする場が人生なのです。粗大ゴミになっていく自分になんの意味があるのかと思い煩わず、神が私という作品を作りそれを使って神の望みを示しておられるということに気付き、考えをそのように転換しなければ、老いの虚しさはなくなりません。
 聖テレジアは神が作られた大自然の中の小さな白い花になり、神が語られることを示していきました。 「ナムアッバ」と唱えてアッバ、お父ちゃんに全てを無心にお任せして生きていきましょう。
 「山路きて なにやらゆかし すみれ草」
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