「南無アッバ」を生きる ホーム » 求道詩歌誌「余白の風」 »第157号-09年01月-7.佐藤淡丘

第157号-09年01月-7.佐藤淡丘  

一列に落葉蹴りゆく通学路

歳晩や象の眼は皺の中

舞ひ降りて首を傾げる寒雀

北風に自称善人楯を突く

道を外れ寒菊に会ふ愉しさよ


 犬を連れての散歩の途中、決めて立寄るのは周囲約八〇〇メートルの野池である。
 気に入っていることが二つある。一つは、土の道であること。二つ目は、水の色の変化である。犬も土の感触がよいのか、池を巡るときは、急に軽やかになり、ひたひたと付いて来る。

右回り左回りは、その日の気分で変わるが、池央の水は変わらぬ高さをもって私に語りかけてくるように思う。

 いつしか秋の日は暮れかかり、散歩の道は暗くなって来た。犬を引き寄せ暫し水の上をみつめた。暮色は水中にも来ていた。

 西の空は夕陽が僅かに残っていた。そこで山口誓子の次の句がふと思い出された。
  秋の暮水中もまた暗くなる
南無アッバ


*アッバは自然を通して、いつでもどこででも、わたしたちに語りかけてくれます。その声色の変化に気づけるよう、五感を養っていたいものです。


本誌「余白の風」(一九九〇年創刊)は、井上洋治神父の提唱する「南無アッバ」の心を生きるため、俳句を中心として、共に道を求め、祈り合うための月刊誌(A4版2~4頁)です。どなたでも、賛同される方の参加をお待ちしています。(原稿採否主宰一任)

○締切=毎月末

○年会費二千円(半年千円 誌代・送料共)

詳細はブログサイドバーからメールください。
関連記事


category: 求道詩歌誌「余白の風」

thread: 聖書・キリスト教

janre: 学問・文化・芸術

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://yohaku5.blog6.fc2.com/tb.php/1277-74799bfc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

日本人にわかるキリスト教を求めて

南無アッバの集い&平田講座

求道詩歌誌「余白の風」

最後の南無アッバミサ

全記事表示リンク

リンク

検索フォーム

▲ Pagetop