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第156号08年12月-主宰作品  

蓮田市  平田栄一

敗戦忌語学は散歩のリズムにて

日々死への準備と云えりコルベ祭

ルーチンに戻りて安き晩夏かな

秋立ちてA5サイズの思考かな

鉄塔の根元が怖い夏の雲

門前で踵を返す星月夜

病む母の手を引く子も病む夏夕べ

羊雲西へ西へと聖心祭

曇天へ丸太伐り出す梅雨じめり
 
にじり口抜けて目先の七変化

天国に実る祈りや田草取り
 
ひとりと思う一人にあらずペトロ祭
 
誰彼のお陰で生きてビール飲む

梅雨晴や天の縁を新たにす

晩学の苦楽や天のからし種

末の世に種まく人や麗しき

八月の畑に天の宝掘る

一卵性母子を疎みてヨハネ祭

七日経てより落蝉の羽の艶

泥濘に落ちし麦から実を結ぶ

三世代ミサに集うや聖母祭

ゆるされてタガのはずれし猛暑かな

流星の影の濃淡見晴るかし

子供らの喚声残る祭あと

人死んで仕事は残るモニカ祭

曇天に少し風ある花カンナ


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本誌「余白の風」(一九九〇年創刊)は、井上洋治神父の提唱する「南無アッバ」の心を生きるため、俳句を中心として、共に道を求め、祈り合うための月刊誌です。

詳しい参加規定は、余白メールにてお問合わせください。
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