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第155号-作品とエッセイ4  

練馬区  魚住るみ子

十薬や昨夜の星屑汀辺に

黴が香や今日の怠惰をわがゆるす

心のたけ高きを見たり花菖蒲

涼風やテレビ体操まだ出来る

しぼり鳴く名残り蝉か黙想のCDを聴く卓まで届く


*「星屑」の広がりを眺め、ときに「怠惰」の気をゆるす。しかし「花菖蒲」の志や「体操」へのチャレンジを忘れない。落ち着いた生活が、しっかり読み込まれています。


秦野市  長谷川末子

満目の光まぶしく主を慕ふ

水木の実テニスコートの両側に

実を結ぶ黄色ちらほら落花生

団栗を拾いて胸のポケットに

彼岸花ローカル線の山側に

父母に似る姉妹七十路に墓参り

霊園の萩うす紅と純白と

きりぎりす嫋々と鳴く豪雨の夜

貧しさを語る友あり秋更ける

秋の月四百世帯の団地にも

鶏頭やエコ一流の吾が団地

礼拝日卓に一輪秋の花

実むらさき障害持つ人の庭

強風にまかせて揺れる野紺菊


*たくさんの玉句を投句頂いてますが、紙面の関係上、少しずつ載せさせていただきます。末子さんの句の特徴は、何より気負いがないこと。そして、何気ない日常への鋭い観察眼。いつも俳句の原点を教えられます。
つづく
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