「南無アッバ」を生きる ホーム » 求道詩歌誌「余白の風」 »作品とエッセイ4-第147号-p.5

作品とエッセイ4-第147号-p.5  

文京区 大木孝子

一月や純粋種といふをさびしめり

大寒の空を絞れば血の匂

馬刺食うて馬の嘶きでもするか

冴へ返るわが帆船をみんなみに

君と渡らむぜすきりしとの春の湖

赤きロザリオ空に翳さむ小鳥の死


(「野守」三一号より)

*俳句はモノに即して語らせる、といいます。

採録句、「純粋種」「馬刺」「帆船」といったモノが、それぞれの文脈のなかで、確かな語り口を持っています。

ちなみに〈赤き〉の句では
「避暑地の林道で出会った・・・小鳥の死、ひしがれた顔は横を向き、半潰れの体から数珠つなぎにはみ出る、美しいルビーのような内臓。つばらかな轢死の亡骸を思わずてのひらに、聖母の祈り。」

と自解している。

鮮烈なモノ語りと、作者のやさしさが共鳴して見事。

p.6へ
関連記事


category: 求道詩歌誌「余白の風」

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://yohaku5.blog6.fc2.com/tb.php/1075-c7f10fc2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

日本人にわかるキリスト教を求めて

南無アッバの集い&平田講座

求道詩歌誌「余白の風」

最後の南無アッバミサ

全記事表示リンク

リンク

検索フォーム

▲ Pagetop