「南無アッバ」を生きる ホーム »2014年04月
2014年04月の記事一覧

訃報:野上貢神父 様  

またまた、さいたま教区でお世話になった神父様の訃報です。
http://saitama-kyoku.net/home/news/
私が、最初に神父なる方に接したのが、野上神父でした。
当時、いきなり草加教会を訪ねた私を暖かく迎え、
インスタント・コーヒーを入れてくれて、
「わたしは、これが好きなんですよ」と言いながら、
公教要理を教えてくれたのでした。

あとから知ったことですが、
野上神父様は、井上洋治神父様の(大学か神学校かの)「先輩」ということでした。
ほんとうに、アッバのご縁は計り知れない。

次々とこの世代の方が亡くなってさびしいことです。
お祈りください。


category: ○お知らせ・報告

tb: 0   cm: 0

井上洋治神父からの手紙 2002年  


急に寒くなってきました。

その後、風邪と体調の方は如何ですか。

一日もはやく体調がもどられますよう

祈ります。

プネウマの原稿有難うございました。

小生の著作、考えを、ここまで深く

読みこんでくださったことに深い

感謝の念を禁じえません。同時に

あなたとの出会いをくださったアッバの

おはからいに、何か不思議な思い

を感じさせられています。

小生は夢中になって祈り、考え、書い

ているだけなので、このように、きれいに

整理していただいたものをみていると

ある種の感慨をおぼえます。

私に与えられたこの地上での役割は

間もなく終ると思いますが、平田さん

たちの活躍で、儒教や武士道と結びつ

いた道徳的キリスト教ではなく、アッバの

息吹き(プネウマ)の奏でる造化の子守唄

をイエス様と共に南無アッバの心できく

キリスト教が、日本の人々の心をやわらげ、

救いあげてくださる日の来ることを祈って



います。

どうも有難うございました。

寒さに向う折、どうぞくれぐれも

御身体大切に

十月三一日       井上洋治

平田栄一 様


02.11.4(月)返信

井上洋治神父様

前略、ご丁寧なお手紙有難うございました。

最初に、あまり感動しましたので、また勝手ながら、私のホームページに掲載させていただきましたこと、お許し下さい。

実際、井上神父様の生の声をお聞きしたいと思ってこのホームページにアクセスしてくださる方が多いのです。今後ともあまりに私的なことは別にして、できるだけ私信なども公開していくことをご許可いただければ幸いです。

さて、今回(「井上神父の言葉に出会う」=「風」62号掲載予定)の原稿は、明治以降の日本のキリスト教史を包括するような部分があるので、もしかしたら先生から書き直しを命じられるかもしれない、と覚悟していたものですから、正直ほっとしています。

実際少し勉強してみますと、日本のキリスト教の問題は、まさに日本精神史・文化史にまでも踏み込んでいくような大問題を含んでいるように思えます。ちょうど仕事上、昨年・今年と続けて「日本史」古代~中世も授業担当しているので、日本の仏教受容と儒教受容についても、さらに研究していくつもりです。

私の体調の方は相変わらずです。先月に風邪をひいて以来、持病の自律神経症状を様々併発しており、なんとか日々しのいでいる、という感じです。先生はじめ多くの方のお祈りだけが支えになっていることを、実感しています。本当に有り難いことです。

井上神学の理解についての過分なるお言葉、恐縮です。

私にとっては、今や、キリスト信仰と先生の諸著作・思想の研究は、誰のためでもない、何よりも私個人にとって切羽詰まった問題なのです。

先日、山根さんと四谷で飲みながら話していて、「元気がいいときは既存のキリスト教でもいいけど、人生のいろいろな苦しみに突き当たって気持ちが萎えているときは、やっぱり井上神学や遠藤文学が一番だね」という結論になり、二人で大いに盛り上がったものです(笑)。

元気があるときは、「勇ましく信仰の道を歩こう!皆さん、罪を犯してはいけません!キリスト者たるもの愛を実践しましょう!・・・・」といいます。こういう態度は、頼もしくはありますが、ややもすれば押しつけがましい道徳主義に陥り、イエスが最も嫌った「人を裁く」危険性があります。そして自分自身をも裁き、いつか息が切れる・・・・今まで、そういうキリスト者をたくさん見てきました。

私自身も若い頃、そうだったかもしれません。しかし、キリスト者たるものこうあるべきという態度が、仕事に挫折し、今のように身体の状況がままならず・・・・「あなたとの出会いをくださったアッバのおはからいに、何か不思議な思いを感じさせられます。」この先生からのお言葉は、まさに今のわたし自身の思いでもあります。

私のような強欲で傲慢な人間は、挫折や病気がなければ、イエスにも出会わなかったし、井上先生の思想にも触れようとしなかったでしょう。若い頃の私の野心を思い返すなら、もし頑強な精神と肉体があったならば、私は間違いなく無信仰で、傲慢な出世コースを目指したに違い在りません。

しかし神にあっては、そうは問屋が卸さなかったのですね、呵々。「おまえはそうじゃない。こっちの使命=日本のキリスト教のために、井上神学を世に紹介せよ=を果たしなさい。」今は、そう言われているように思えてなりません。井上神学の宣伝・・・・そういえば私は商学部出身でした(笑)。神さまがこんなところまで見越して、私のいい加減な大学進学の動機を御利用くださっていたとしたら、すごい!

遠藤先生の晩年の境地、「人生に無駄なものは何一つない」と実感をもって言えるまでには、正直まだまだ自信がありませんし、もっともっと神さまからの課題をクリアしなければならないのでしょうね。しかし、これも山根さんとの話、「でも、ぼくたちは進むべき方向は決まっているから、幸いなんだね。」

「私に与えられたこの地上での役割は間もなく終わる・・・・」。山根さんも最晩年の遠藤先生から同じようなお言葉をいただいたと聞いています。まことに淋しいことですが、微力ながら、井上神学の精神的リレーの一走者として、できるかぎりの努力をしていく所存です。

今後とも、ご無理をなさらず、後に続くわたしたちのために、日本人キリスト者のために、「祈り、考え、書いて」くださいますように。そのために先生のご健康が守られますように、お祈りします。

草々

平田栄一拝


category: 井上神父の思い出

thread: 聖書・キリスト教

janre: 学問・文化・芸術

tb: 0   cm: 2

井上洋治神父追悼南無アッバミサで配布された写真  

枚数が足りなくて、カードを受け取れなかった方がいましたので、
写真原版をアップします。
井上洋治神父追悼南無アッバミサで配布された写真
実はこの写真は、わたしの妻が2005年3月に井上神父から洗礼を受けたときに、わたしが撮った写真の一枚です。
当時神父様がくらしていた西早稲田のマンションの一室です。


category: 井上神父の思い出

tb: 0   cm: 0

4/27(日)井上洋治神父が出演したテレビ再放送!  

こころの時代
「すべては風の中に」と題して放映された、2006年4月放送の番組。
わたしも、連載で取り上げましたが、
テレジア、法然を経て、どのように「やさしいイエス」の確信を得たか、
率直に語る、貴重な映像です。


category: 井上神父の思い出

tb: 0   cm: 0

井上洋治神父追悼南無アッバミサ  

4月26日(土)午後1時半~
幼きイエス会 聖堂
講座と同じ場所2F
その後、井上洋治神父を偲ぶ会を別所で行います。
お問い合わせは「風」編集室まで。


category: 井上神父の思い出

tb: 0   cm: 0

ピエール・ローランド神父様ご逝去:またひとり、身近な神父様が。。。  

大好きだったローランド神父様が亡くなられました。
先年なくなられた、シャール神父様、ワレ神父様とともに、
私が親しくお付き合いさせていただいたフランス人の神父様です。
http://yohaku5.blog6.fc2.com/blog-entry-1366.html
とてもおやさしい、温厚な神父様で、うちの子供たちも大変お世話になりました。
実は、拙著『俳句でキリスト教』121頁【日本人には日本人のように】に登場する「フランス人の神父」とは、
このローランド神父のことです。
お祈りください。

4月17日聖木曜日ご帰天、87歳。
通夜:4月21日(月)午後6時、浦和教会。
葬儀ミサ:4月22日(火)午前10時半、同教会、岡田大司教様主司式。


category: ○お知らせ・報告

tb: 0   cm: 0

井上洋治神父追悼記念音声アーカイブス(18):08 パウロのキリスト体験A  

慶應義塾大学文学部講義
08 パウロのキリスト体験A
07 弟子たちの復活体験B
07 弟子たちの復活体験A
06 イエスの受難と死B
06 イエスの受難と死A
05 奇跡物語・神の国B
05 奇跡物語・神の国A
04 イエスが生命をかけた姿勢2B
04 イエスが生命をかけた姿勢2A
03 イエスが生命をかけた姿勢B
03 イエスが生命をかけた姿勢A
02 イエス誕生までのユダヤ人の歴史B
02 イエス誕生までのユダヤ人の歴史A
01 新約聖書概説B
01 新約聖書概説A

2012年
「風の家」26周年記念講話(下)
「風の家」26周年記念講話(上)
2011年
「風の家」25周年記念講話


category: 井上神父の思い出

tb: 0   cm: 0

日本人にわかるキリスト教を求めて

南無アッバの集い&平田講座

求道詩歌誌「余白の風」

最後の南無アッバミサ

全記事表示リンク

リンク

検索フォーム

▲ Pagetop